読書中「λに歯がない」

Gシリーズはほとんど読んでいないのでキャラを覚えていないけど、西之園萌絵が出てくるなら安心という感じです。
おそらく、ブログを書くとなると副作用として文章が堅苦しくなる反応が表れるでしょうが、元々堅苦しいので通常営業と変わらないとの判断です。少しだけ気分が高揚する。もしこれが水柿某とかいう人物の登場するシリーズであったなら、堅苦しいではなく奇妙奇天烈な日本語を嬉々として書いていたかもしれない。クワバラクワバラ。

読んでいるものが推理モノだから推理をするか?そんなムダなことはしない。きちんと最後まで読めばトリックも犯人も分かるのだから推理する時間があるなら先を読めばいいのだ。先を予想しておくとびっくりする度合いが少なくなるのではないか?というのが、いくら考えても犯人が分からない読者が導き出した、負け戦を避ける事のできる万能の言い訳だったりします。

さて、本題のλに歯がない。出版は2006年9月なんですね。8年も前になります。もちろん初見なのですべてが新鮮です。紫子はいつ出てくるんでしょう。

引用文の「クヌルプ」は知らなかったです。というか、森博嗣の作品の引用文を事前に読んだことのある人というのはどういう人物なのでしょう。謎です。
クヌルプというと、かまいたちの夜に登場するペンションの名前だったと思うのでそういうところで関係しているんだとしたらちょっとだけ嫌かも。テレビゲームになったことある繋がりではありませんように。なまんだぶなまんだぶ。

閑話休題
西之園萌絵ホイホイが作動して、まんまと捕まってしまう。少しだけ大人になった彼女が寸止めできるようになったのは嬉しい成長です。
と、読んだところまでをまとめるとこのようになってしまいます。もう少し日本語を上達させないと何を言っているのかまるで伝わらないですね。
西之園萌絵ホイホイが何か、というのがまず伝わらない。
江戸川コナンホイホイといえば、殺人現場を指す言葉になりそうです。
話は変わるけれど、テレビでワンコがコロコロの粘着テープが好きで、広げておくと自分から近づいて背中をこすりつけて、後からそれを剥がそうともがき続けるっていうのをやっていました。
西之園萌絵ホイホイが密室だとしたら、密室の匂いを嗅ぎつけた西之園萌絵が嬉々として近づいて、後からのたうち回って密室解けないと騒ぐっていうのがよくあるパターンです。

今回はどうなるんでしょうか、続きをつつがなく読みたいです。

λに歯がない (講談社ノベルス)

λに歯がない (講談社ノベルス)