奇跡色の夜明け
日常の一部として東の空から夜が明けようとしています。
いつものように、約束された、新鮮な一日が始まります。
――こんな一年を誰が予想しただろうか。
こんなに一年が遅かったことがあっただろうか――
人が作り上げた永遠は有限だと言われたような
人が知っている叡智は有限だと諭されたような
いつもと変わらず昇る太陽は約束通りに一日を始める
これほど雄弁な教えはあっただろうか
奇跡のような美しさはただ太陽が昇るだけで実現される
予想を超える奇跡はただ約束された夜明けを繰り返せば可能性をすくい上げる
人が想像するものなどとても儚い
真実はその儚い夢よりも壮大な現実を現すかもしれない
今年も太陽が夢の扉をあけるためにその一日を始める
期待しよう
希望をもとう
夢を語ろう
そのすべては太陽が受け止め
明日へと橋かけ
エネルギーをエンジンにして地球を巡る
さあ、夜明けだ
奇跡が起きる日に至る一日を今日も生きよう