書評・自分を越える法

よく「タダより高いものはない」との言い回しがありますが、その発想を逆転させる本のようです。
少し立ち読みをしたのですが(既にタダになっている)、これは買ったほうがお得だと思います。

その中でも僕が読んだのは、お金がなくても手に入れる方法についての章です。
これこそ、高いものをタダにする実践的なやり方です。

その前に、雲・雨・傘というストーリーのツールについて知りましたが、「私が傘です。今ならお得ですよ」とのメッセージを作るようです。

例えば、欲しいものが物ではなくサービスで、自分も何かスキルがあるなら等価交換をすることもできます。
ここでポイントなのは、相手は交換したほうが得になるように戦略を立てることです。

200万のものを買いたい時は、相手に250万を払うように。
タダでもらうなら自分への投資になるように。
小さいほど、ブルーオーシャンになるのは確かできちんと自分を売れればウィンウィンになります。
例えば、日本一のニートを自称する人がタダでもらう生活を営んでいるようですが、これはすごいです。
圧縮新聞を作るなど十分なスキルがありながら、ニートというライフスタイルに投資をさせている点です。
どうしてその人に投資したいのか、そのストーリーを生み出せればタダで実現できるようです。

この「自分を超える法」を一人で読むのはあまり効果的とは言えません。
読むだけで終わらせるのではもったいない。行動して実践してこそ価値のあるものです。
しかし一人ではその内容を咀嚼しきれず、わかったつもりになるリスクがあります。
この実践方法を学習したいのであれば、その中身を人に言うのが効果的です。
ブレインストームが必要でも、一人で考えると何が盲点になっているのか気づきにくいものです。
それを話し合うことで自分を育てて、そして超えていくことを目指すといいでしょう。
誰と読むのか、その人のメリットは何か、その価値に相手はいくら払えるのか。
その値打ちが本の代金よりも高くなるという結論が出せるなら、この本の購入代金を相手に払ってもらってもいいですね。

・・・なんてことを立ち読みだけで書いてみたりします。元はとれたかな?