アドバイスって正しいの?

アドバイスの正しいやり方ってあるんでしょうか。
アドバイスの必要なシチュエーションって、受ける人がレベルを上げたい時に使うものです。
現状で何らかの問題があり、それを修正するアイデアのレクチャーを受けるというもの。
この時、双方の目的が一致していないと、単なるクレームとして受け取られかねないです。
それを回避するのが、ラポールがあるかという点です。

ラポール、信頼関係はアドバイスをする上でとても大事なものです。
どのようなテクニックをもっていても、こて先ではアドバイスはできません。
また、事前にどんなアドバイスのできる人なのかを予測することはできません。
レベルが低いからアドバイスが必要なのであって、その状態では上のレベルの能力を推し量ることができません。

技術的な面で同調できない場合は、感情面で尊敬できるのかとの尺度がでてきます。

合理的なアドバイスというのはあります。アドバイスすることでフィードバックを得られて情報力が充実するからです。
ただもちろん自分のことだけを考えていてはラポールを得られないのでそれ以上のレベルにはなりません。

アドバイスが有効かどうかは、その人のネットワークによります。ネットワークが使えるかどうかです。
ネットワークが信頼によって作られたものでない場合、そのネットワーク自体の強度に問題が生じるパターンもあり得ます。

アドバイスが受けられない状況の人もいるでしょう。その場合は、セーフティ・ネットにからアドバイスを受けることが望ましいです。

教訓とか、座右の銘とか、経験から紡がれた知恵を言葉に還元することがあります。
それらは、まさにその人の生きてきた証として伝えたいと願った言葉です。
それが残ることが生きた価値のように思えます。

何百年も前の人の言葉が、現代に伝えられています。それをどう受け止めるかは私たちにかかっています。
教えるということは実際にはできません。そこには学びたい意志と、学んで欲しいとのメッセージがあるだけです。
そのアドバイスが正しいかどうかはそれぞれの価値観によることになるでしょうか。